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「森林を語る」第8回 休暇村協会

「美しい森林づくり全国推進会議」の構成団体で、国民の休養活動のサポートを手がける財団法人 休暇村協会。広報部長・中山広一さん(左)、ふれあいプログラム推進課長・小森克敬さん(右)に、おもな活動内容や「美しい森林づくり全国推進会議」での役割、今後の展望などを伺いました。

自然や文化、歴史に触れる国民のための保健休養施設
 休暇村協会は1961年の設立以来、全国の国立・国定公園の利用促進の観点から、国民の幅広い保健休養のお手伝いをしてきました。国立・国定公園の中に宿泊施設を設け、それを拠点に、スキー場やテニスコート、キャンプ場、温泉などと組み合わせて、いろいろな楽しみ方ができる総合的な施設を作り上げています。現在休暇村の数は、北は北海道から南は鹿児島まで、全国に36か所。各休暇村の平均宿泊料は一泊二食付きで一万円前後で、ご年配の方から家族づれまで幅広い年代の方々にご利用いただいています。全国の休暇村を回る方も多く、リピーターが多いことが大きな特徴です。
 休暇村の目的は、自然の安らぎや人と人とのふれあいの場を提供することにあります。休暇村や周辺の地域の自然、歴史、産業などに触れていただく機会として、設立当初からさまざまな体験プログラムを用意しました。これまでは一般的にレクリエーションとして捉えていたものを、2006年1月から「ふれあいプログラム」とし、より自然や地域性に特化した内容に変更しました。
 体験内容は海や山などの自然、またその土地に根付いた文化など、各休暇村によってさまざまです。休暇村田沢湖高原の「ぶな林ハイキング」、休暇村富士の「青木ヶ原樹海ネイチャーツアー」がその一例。スタッフをはじめ、地域やボランティアの方、専門家の方と連携を取って幅広く展開しています。各休暇村の「ふれあいプログラム」を集約して、学校や団体、一般のお客様など多方面に情報提供することが、私たち休暇村協会の役割です。
 全国の休暇村で行われている「ふれあいプログラム」のひとつが、「朝のおさんぽ会」。2006年4月にスタートし、昨年は全村で55,000人の方が参加されました。朝食前の時間帯に、宿泊施設周辺の公園内を解説しながら案内します。朝の新鮮な空気が吸え、植物のほか、島や山など周辺の景色が観察できると好評をいただいているプログラムです。また学生向けに、環境学習旅行の案内も行っています。香川県・休暇村讃岐五色台では、どんぐり銀行の植樹があり、地元の方と一緒に森づくりを体験したり、トレッキングや自然観察体験ハイキングなど体験学習として利用いただけます。
財団法人 休暇村協会の活動
1:休暇村鹿沢高原での、自然観察会
2:休暇村裏磐梯での、スノーシューツアー
森林を含めた自然への恩恵に“気づく”きっかけに
 「美しい森林づくり全国推進会議」は、森林を育てる趣旨で取り組まれている企業・団体が多いと思いますが、私たちはやや観点が違います。休暇村のお客様には、自然に興味がある方も多いですが、反対にまったく興味がない方もいらっしゃいます。その方たちが休暇村を利用したことで、自然への恩恵に気づくことが、私たちに求められている役割だと考えています。森林の中で深呼吸をしたら気持ちがいいなど、小さなことでもいいので、何か感じてもらえたらいいですね。
  森林づくりに直接貢献する機会は少ないかもしれません。でも、子供たちへの森林環境教育の場としてはもちろん、大切さをPRしながら、森林の大切さ、おもしろさを考える契機にしていただきたいと思います。


財団法人 休暇村協会の活動
3:休暇村岩手網張温泉での、朝の散歩会
4:休暇村富士での、朝の散歩会

 

財団法人 休暇村協会  http://www.qkamura.or.jp/
1961年、国民の保健休養施設として設立。自然の安らぎや人とのふれあいを提供する場として、全国の国定・国立公園内に36か所の宿泊施設を設けている。
 
 
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